2022年7月10日、2022年参議院選挙が開票されますが選挙の時に投票締め切りしてすぐに「当確」や「当選確実」と報道されます。
なぜついさっきまで、投票を受け付けていたのに投票締め切り直後の20時過ぎの開票すぐに当選が確実とされるのか不思議ではないでしょうか。
当確がすぐ出るのはなぜ?
選挙で開票直後に当選確実がでる仕組みや計算方法を簡単に解説してほしい!
当確がすぐ出るのはなぜなのか、選挙で開票直後に当選確実がでる仕組みや計算方法を簡単に解説します☆
当確すぐ出るのはなぜ?
選挙の度に不思議に思うのは、開票直後の夜20時頃に「当確」や「当選確実」がすぐに報道されることですよね!
当選がすぐに出るのは何故なのかについて関係性が深いの部分として以下のことが上げられます。
- 「当選」と「当選確実」の違いについて
- 当選確実の仕組みについて
- 出口調査・基礎票の調査・電話などの事前アンケート
- 当選確実の計算方法について
以上のことか関係しているようですので、当確がすぐ出るのはなぜなのか簡単に解説していきます。
選挙で開票直後に当選確実の仕組みについて簡単に解説
選挙で開票直後に当選確実の仕組みとはどのようなものなのでしょうか。
選挙で開票直後に当選確実の仕組みについて簡単に解説します!
「当選」と「当確・当選確実」に違いについて
- 「当選」とは、全ての票が開票され、結果が公式に確定したことです。
- 「当確・当選確実」とは、選挙前または開票途中で当選が確実視されることです。
当選と当選確実とは、明確に違うというのが分かりますね!
出口調査について
選挙で開票直後に当選確実がでる仕組みと関係しているのは「出口調査」です。
出口調査とは、全国の投票所の出口で報道機関(テレビや新聞社)などが投票した人に直接リサーチすることです。
開票中の当選見込みとして用いられています。
調査対象は当日の投票所や期日前投票に対応しています。
また、出口調査は世論調査より正確性が高いと言われています。
確かに、選挙の投票に行くとテレビ局のスタッフの方などがいますよね。
また、期日前投票などの区役所にも取材班がいることがあるので、経験された方も多いのではないでしょうか。
ただ、出口調査はあくまでもサンプル調査のため当選確実が100%確実なものではないために、偏りが存在することも確かです。
過去には、テレビ報道で「当選確実」と、「実際の当選」で大きく違いがあったこともありました。
基礎票の調査
基礎票の調査とは、選挙に出馬している候補者の政党を応援している地域や団体などを調査することで、基礎票(党員や支持団体などによる事前に見込まれる票数)を調べています。
基礎調査は、「組織票」や「固定票」や「浮動票」とも呼ばれることがあります。
電話などの事前アンケート
選挙が近づくと「どの政党を支持しているか?」とか「誰に投票する予定なのか?」などの音声でのアンケート電話を受けた経験もあるかと思います。
このような電話アンケートも、選挙で開票直後に当選確実がでる仕組みと関係しているそうです。
最近では固定電話以外に携帯電話でもアンケートが行われているようです!
選挙での開票直後に当選確実がでる仕組みについては、報道機関などが選挙投票の前後に有権者に直接調査したデータ結果から導き出しているとのことです。
選挙で開票直後に当選確実の計算方法を簡単に解説
「開票率1%で当選確実」などと報道されますが、開票率1%ほどでなぜ当選確実なのかについて調査しました。
基本的には、各報道局がどのように調査結果を計算して当確を報じているかは明かされておらず不明です。
ですが、統計学を用いた計算方法であることは間違いなさそうです!
統計学だと仮に1万人の投票があった場合、無作為な96人分の投票結果が分かれば、1万票全体の動向が推計できるのです。
この96人という数字は、許容誤差10%、信頼率95%という計算条件設定の中ではじき出される数字になります。
つまり、誤差が10%くらい出るかもしれませんが、特殊な5%以外の95%の範囲にその結果(候補者)は含まれているという意味です。
より分かりやすく言うと、100人いたら95人はその結果(候補者)に投票しているだろうということです。
ちなみに、より精度をあげるために、計算条件設定を、許容誤差5%、信頼率99%まで上げようとすると、623人の無作為なサンプルを集める必要があります。
いずれにしても、95%以上の信頼度があれば、“かなりの確率”と言っても過言ではないと統計学では考えられています。
出口調査などのサンプル結果から、統計学で当選確実を導いてるということですね☆
まとめ
『当確がすぐ出るのはなぜ?選挙で開票直後に当選確実がでる仕組みや計算方法を簡単に解説』のまとめ
当確すぐ出るのはなぜ?
当選がすぐに出るのは何故なのかについて関係性が深いの部分として以下のことが上げられます。
- 「出口調査」について
- 当選確実の仕組みについて
- 当選確実の計算方法について
選挙で開票直後に当選確実がでる仕組みについて簡単に解説
「出口調査」「基礎票の調査」「電話などの事前アンケート」で報道機関などが選挙投票の前後に有権者に直接調査したデータ結果から導き出しているとのことです。
選挙で開票直後に当選確実がでる計算方法を簡単に解説
各報道局がどのように調査結果を計算して当確を報じているかは明かされておらず不明ですが、統計学を用いた計算方法で導き出しているとのことです。
毎回、白熱する選挙戦ですが、あまりにも早い当確や当選確実のからくりが理解できたかと思います。
日本は、あまり投票率が高くないですが少しでも投票率が上がってより良い日本になればいいですね☆
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました^^