ファミマ(ファミリーマート)で使っていない不要になった携帯電話やスマホを回収して、1台につき1,000円のクーポンがもらえるサービスが開始しました!
1台に1,000円も払って商売成り立つの?
捨てるような携帯なのになぜそのようなサービスが?
もしかして希少価値の高いレアな部品があるでは?
気になるのではないでしょうか?
ファミマで携帯電話の回収サービスを始めたのはなぜなのか、希少価値が高いレアな部品があるのかなど調べてみました☆
ファミマで携帯回収事業スタート
伊藤忠商事は、グループ会社であるファミリーマートの店舗で、家庭で使用されていない携帯電話端末を回収し、1台につきファミマで使える1,000円分のクーポン券を渡すサービスを開始しました。
家庭で使わていない携帯端末ことを『トレジャー端末』というそうです。
各家庭で眠っている不要になった携帯電話(フィーチャーフォン/ガラケー)やスマホ、タブレットなどは推定で2.7億台もあると言われています!
さらに、その価値は約3兆円にもなると言われています。
一般の方だけではなく、企業を通じて促し従業員向けに回収を開始するそうです。
ファミマで携帯回収事業でなぜ?
ファミマはなぜ携帯回収事業を始めたのでしょうか?
目的は大きく3つあると思います。
- 中古市場の活性化
- 希少金属を抽出し再利用
- SDGsへ貢献
中古市場の活性化
伊藤忠グループには、中古携帯買取販売をしている『Belong』というオンライン流通サービスがあり、そこで回収してきた携帯やスマホのデータ消去や検品をして、販売できる物は中古販売をするそうです。
希少価値のある金属などを再利用
携帯電話、例えばフィーチャーフォンとも呼ばれているいわゆるガラケーや、スマートフォン(スマホ)やタブレットなどの端末には、レアメタルと呼べれる希少価値の高い金属が使われています!
「レアメタル」は、地中の埋蔵量が少ない、あるいは採掘コストが高いといった理由から、その名の通り希少性が高い金属です。
また、産出地が限られているケースも多く、例えばコバルトの場合は世界生産量の約半分がコンゴで産出されています。
当然、日本でも国内消費量のほとんどを輸入に頼っています。
携帯電話には多くの希少価値の高い金属やレアメタルが使われいる為、この金属を抽出してリサイクルやリユースに役立てることができますね!
SDGsへ貢献
上記の中古市場の活性化や希少金属を抽出し再利用を取り組むことにより、SDGsへ貢献することになると伊藤忠商事が発表しています。
希少価値やレアな部品がある?
携帯電話の部品には、多くの希少金属、レアメタルと呼ばれているレアな金属が部品として使用されています!
ではどのような希少金属、レアメタルがあるのでしょうか?
金、銀、リチウム、コバルト、インジウム、パラジウム、チタン、バナジウム、ニッケル、ジルコニウム
ネオジム、タングステン、バリウム、ビスマス、タンタル、マンガン、ガリウム、アンチモン、クロム、リチウム
このようにたくさんの希少金属が一般の家庭に眠っていることから「都市鉱山」と呼ばれています。
都市鉱山には、貴金属の金が約6800 トン、銀は約6万トン、レアメタルのインジウムは約1700 トン、タンタルは約4400トンも蓄積されていると言われています!!
また日本国内に眠っているレアメタルの価値は671億円と言われているそうです!!
もちろん携帯電話だけでなく、パソコンや液晶テレビなど身近な電化製品にも希少金属が使われています。
このような背景があることから、回収した携帯電話のレアメタルや、金、銀、銅といった金属を抽出して再利用されます。
コバルトは、スピーカーや新しい電池など
ニッケルはステンレス製品の原料など
クロムやマンガンはビルや橋などの建築の原材料など
クロム、ニッケル、パラジウム、タングステンは自動車など
希少金属やレアメタルの抽出方法
ではどのようにして、希少金属やレアメタルの抽出するのでしょうか?
ニュースでの話では、中古販売できない携帯電話はNPO団体などで分解され、希少価値のあるものとそうでない物を分別し、希少金属やレアメタルを取り出します。
その後、工場で溶かされ再利用されるそうです。
レアメタルなどの細かい内訳は分かりませんが、基盤1トンあたりでの金で50グラム程度とのことです。
例えば基盤1トンあたりに金が50グラム、銀が500グラム、銅が20%含まれていることで、またスマートフォンやパソコンで使われることで循環している。
身近な部分ですと金の価値も上がっていますし、多く回収して希少金属を抽出しリサイクルやリユースをして販売することでビジネスとしても充分成り立つ仕組みなのではないでしょうか。
まとめ
ファミマで不要携帯を回収なぜ?希少価値やレアな部品がある?
ファミマで不要携帯の回収を始めた理由は、携帯電話の部品には希少価値があるため、それを再利用する事業を展開したということでした!
希少価値やレアな部品があるのかについては、調べたところ携帯電話の部品には希少価値金属やレアメタルがたくさん含まれていました!
なんでも手に入るこの時代ですので、使えるものを再利用するのは捨てるよりも断然良いですよね^^
また希少な部品などの製品が必需品なのですから、ビジネスとしても輸入ばかりに頼らず日本経済が潤うのは素晴らしいことだと思いました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございましたm(_ _)m